2012年4月19日

Naver LINEの問題 ユーザの意識なしにアドレス帳を取得するアプリの構造

NHN Japan社のアプリケーションNaver LINEはユーザの意識とは関係なしに電話帳を取得します。 NHN Japan社は形式上、ユーザに同意を得ていますが、小さい字で理解できない専門用語と共に緑色に輝くボタンが表示された画面を前に、殆どの人は緑色ボタンをタップしてしまいます。

その緑色のボタンを押したら最後、貴方のアドレス帳は NHN Japan社に送信されてしまいます。 NHN Japan社 は復号化が出来ない暗号化を行なっていると言っていますが、これは関係ありません。 私が言いたいのは、「ユーザの意識のないアドレス帳送信」が悪いということです。

小さい字でびっしりと書かれた、法律家を満足させる文章を提示すれば、裁判などでは勝てると思います。 でも、本当の顧客満足につながるでしょうか? 私は違うと考えます。 取り扱うユーザが納得できる物こそ真の顧客満足につながります。

大丈夫だから、緑色のボタンを押せばいいんだよ! もダメです。 ユーザが理解して納得の上に操作出来る環境づくりが大切です。

2012年3月7日にインタフェースを大幅改善したとNHN Japan社から連絡を受けました。 しかし、無意識にユーザから電話帳を取り上げるインタフェースには変わりありません。


これを見てどう思いますか?

まずは、愛らしいくまの絵で安心させて、新規登録という緑色のボタンを押すことを誘導。


なんか小さい字で思考停止をさせて、また緑色のボタンを押すように誘導。 二回緑色のボタンを押すことによって、潜在意識下に緑を押せば解決だと意識付ける。
ちなみに、この小さい字には法律用語とIT専門用語満載の素敵な文章が書かれています。



これがメインイベント、灰色の「今は利用しない」という選択肢があるが、なんだか利用できない雰囲気がある。 また、繰り返し緑色のボタンをタップする事に慣れているので、「アドレス帳を利用する」というボタンをタップする人が多いと思われる。

これで NHN Japan社に貴方の電話帳が送信されます。


確かにNHN Japan社は免責されます

Naver LINEのブログで「LINEはApple社の「端末のアドレス帳無断利用禁止」声明を歓迎します」と声高々に宣言しています。確かに、今回のアプリ修正では、アドレス帳を送る前に法律文書とIT用語満載の規約書が提示されています。 ここで、緑色のボタンをタップしてしまうことはユーザはNHN Japan社に同意したことになりNHN Japan社としての責任は免責されます。 でも、これってユーザを守っているのでなくNHN Japan社を守っているだけでは無いでしょうか? 声高々にアドレス帳無断使用禁止を宣言していても、結局はユーザの知らない間に端末のアドレス帳を抜かれています。


よく考えてみれば変

何故、最初の利用登録でアドレス帳の送信を求めるのだろうか疑問です。 アドレス帳送信の機能は「オプション」や「設定」という項目で行い、ユーザが能動的に行うようにするべきだと考えます。

更に

アドレス帳を登録する場合に以下を明確にするべきである

  1. 送信する電話帳レコードを明示的に選択させる
  2. レコードを選択したら、以下に同意させる
  • 送信する電話番号、メールアドレスの持ち主の同意を得ているか
  • 貴方の所属する会社の業務中に得た情報の場合、失業のリスクがあること
です。 ここまでして、本当に個人情報を守っていると言えるのではと私は考えます。





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